AI SOLUTION_03CASE STUDY
ゼッケン認識システム開発映像からナンバーを自動認識
たくさんの市民ランナーが参加するマラソン大会。プロのカメラマンが撮影して販売する写真は一大会で数十万枚に及びます。写真販売サイトでは、多くの写真から自分や家族の写った写真を探し出すために、ゼッケンによる検索システムが用意されています。
今ならゼッケンの認識は、ディープラーニングを用いた画像認識で行うところですが、このシステムの開発当時はまだその技術が成熟しておらず、サポートベクターマシンを用いた数字認識システムを核としてシステムを構築しました。
マラソン大会の写真は、ランナーの手がかぶっていたり他のランナーが重なっていたりで、ゼッケンの全体が写っていないことが多くあります。Sigfossが開発したゼッケン認識システムは、単なる数字認識システムではなく、連続する前後の写真を使って各ランナーの移動をモデル化することで、写っていないゼッケンさえも推定することを可能にするものでした。
独創的なアイデアや他分野の技術を組み合わせ、単独のアルゴリズムでは到底得られない動作を実現することはSigfossの最も得意とするところです。AI-OCRをはじめとする全ての製品には、こうしたSigfossの技術の粋が集められています。
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