ウェブアクセシビリティとは、「ホームページを利用している全ての人が、心身の条件や利用する環境に関係なく、ホームページで提供されている情報や機能に支障なくアクセスし、利用できること(外務省サイト抜粋)」を意味します。インターネットの普及により、健常者と同様に高齢者や障害者にとってウェブページ等は重要な情報源となっており、情報提供側がウェブアクセシビリティに配慮し適切に対応をしていないと、高齢者や障害者がウェブページ等から情報を取得できなかったり、ウェブ上の手続きができないという問題が発生し、社会生活で多大な不利益が発生したり、災害時等に必要な情報が届かない状況となれば生命の危機に直面する可能性があります。
2021年5月に「障害者差別解消法」の改正がされ、2024年4月1日から改正法が施行されます。それに伴い、遅くとも6月上旬までには対応が完了していないといけないようです。
ウェブアクセシビリティが確保されていない場合の問題事例はどのようなものでしょうか。
*災害時の情報が画像のみで掲載され、音声読み上げソフトが使用できず、視覚障害者が避難情報を得ることができない
*字幕のない動画のみで掲載されたものは、視覚障害者が内容を把握できない
*背景と文字のコントラスト比が確保されていないため、高齢者や色覚障害者が閲覧しにくい
・・・など、挙げ始めればキリがないですが、上記のような実例がたくさんあります。また、米国ではウェブアクセシビリティに関連する訴訟も多々起きているようです。
しかしここで、対象ウェブサイトがどうウェブアクセシビリティに対応していることが判断できるのか、疑問に思いました。誰かがジャッジしてくれる?
調べたところ、ウェブアクセシビリティ基盤委員会やウェブアクセシビリティチェックリストが存在するので、チェックリストから何が不足しているか確認できますね。
しかし実際問題、法で定められているとはいえ対応が大変そうだと感じました。ウェブサイト変更の大プロジェクトにもなり兼ねません。
次回もお楽しみに(^^)/