こんにちは、Akiです。
雨の日が多くなってきました。九州、近畿は早くも梅雨入りしたそうなので、関東もそろそろなのでしょうか。
う〜ん、それにしても早すぎませんか^^;
本日のテーマですが、みなさんご存知ですか?GPUが品薄で手に入りつつあることを...
GPUとは Graphics Processing Unit の略で、元々は3Dグラフィックスの描画や画像処理を行うための半導体チップやそれを使ったモジュールを指します。
そのGPU、今や人工知能界隈ではマストな存在であることはよく知られています。もちろん当初から人工知能領域で使うことを想定されたわけではないのですが、GPUを推論や学習に汎用的に使う方法が編み出され、それがAIブームの火付け役のひとつとなりました。こうしたGPUの使い方から今では GPGPU (=General Purpose Graphics Processing Unit) なんて呼ばれ方もあるくらいです。
昨今、そんな GPU が極端に品薄となり、価格が高騰しているのです。これにはいろいろな背景があるのですが、少し掘り下げてみることにします。
▼ご存知の方も多いと思います▼こんなやつ。(かっこいい GPU がリリースされると社内がザワつきます)
今や人工知能界隈ではマストな存在の GPU ですが、当初は、人工知能領域では使用されておりませんでした。
それがこのAIブームをきっかけに、GPU が推論や学習に汎用的に使うことが可能と判明し、今では欠かせない存在となっています。これを GPGPU (=General Purpose Graphics Processing Unit) と呼ぶこともあります。
そんな GPU の価格が高騰し、さらに品薄の危機にあります。
なぜか?これにはいろんな背景があるのですが、少し掘り下げてみることにします。
理由1: ビットコイン
聞いたことある方、またはやっている方も多いと思います。ビットコインは仮想通貨の一つで、サトシ・ナカモトさんという方が開発したと言われています。ところがこのサトシ・ナカモトさん、未だ正体が分かっておりません。世界中で様々な憶測が飛び交っておりますが、特定には繋がっていないようです。夢があるというかなんというか...。さてこのビットコイン、ここ数年で高騰しており、大いに盛り上がりを見せています。乱高下も激しいので突然"億り人"になったり、片や資産のほとんどを失ったり。
ビットコインの仕組み等はここでは割愛しますが、ビットコインには"採掘(マイニング)"という仕組みがあり、これに GPU の存在が大きく関わっています。マイニングを効率よく行うために GPU の買い占めが起こっているのが高騰・品薄の背景の一つと考えられています。NVIDIA(GPU販売最大手)はこの状況を回避するために、マイニングがしにくい GPU を発売したくらいなのです。
Akiコメント) サトシ・ナカモトさん、日本人かどうかも不明だそうですが、この世界的なブームを巻き起こしたビットコインの発明者が日本人だったら、なんだか嬉しいことですね。
理由2: コロナ禍での生産
このコロナ禍で半導体の生産が滞っているいうのも理由の一つのようです。通常の流通経路が維持できていなかったり、感染拡大を防ぐため、やむを得ず工場の稼働をストップしていたり。運悪く火事が起きて操業停止になった半導体工場もありました。自動車やスマホなど、半導体はあらゆる場所で使われています。また、ステイホームによるPC/ゲーム機の特需もあります。さまざまな事情でGPUより優先される半導体もあるようですので、相対的にますますGPUは品薄になっていきます。
Akiコメント) 需要と供給って大学時代に経済学で学んだなぁ〜。。
大きな理由としては上記2つが挙げられるかと思います。弊社のような GPU を必要としている会社は今の状況は結構ツラい。今後少しでもこの状況がよくなることを願います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
次回もお楽しみに(^^)/